国保ってなに?

国保(国民健康保険)とは、病気やけがに備えて、加入者のみなさんが保険税(料)としてお金を出し合い、お医者さんにかかるときの医療費の補助などにあてる助け合いの制度です。 日本の医療保険制度では、国民皆保険(こくみんかいほけん)といって、国民はいずれかの健康保険に必ず加入することになっていますが、国保はその一つであり、この制度の根幹をなすものです。

病気やけがで医療費の支払いがあるときのために、平素から保険料(税)を保険加入者(被保険者)で負担し合い、不足分を国やみなさんの住む市町村が補助する制度です。 この国保の事業を運営するのは、みなさんの住んでいる市町村(または国保組合)で、これを「保険者」といいます。 それに対して加入者であるみなさんを「被保険者」といいます。 保険者はみなさんの納める保険税(料)や、国などからの補助金によって事業を運営しています。

なお、保険者によって設立された国保連合会には審査委員会が設置されており、保険医療機関等から請求される診療報酬の審査と支払を迅速、適正かつ公平に行っています。

国民健康保険は、市町村内に住所を有する者のすべてを、その市町村が行う国保の被保険者としますが、他の医療保険の被保険者及びその家族あるいは生活困窮者で公の保護を受けるなど保険料拠出能力がない者などは、国保法の適用が除外されます。

国保の適用が受けられない者

健康保険、船員保険、国家公務員など各種共済組合の被保険者、組合員及びこれらの者の扶養者、国保組合の被保険者、健康保険法の第六九条の七被保険者手帳を所持している者及びその者の被扶養者。